第1~5弾プロジェクトでセットを担当しましたひかるです。
一番印象に残っているのは第3弾“美女と野獣(The BEAST)”のパネルです。視覚で迫力を出すシーンが多かったので作ったパネルの枚数と手間隙が多かったです。0から始めた劇団で、ノウハウもなかったのですが、高さ0.9メートル、幅6.3メートルの平台の上に取り付ける、高さ2.5メートルのパネル21枚と仕組みを作りました。
本棚パネル7枚は発泡スチロールを切り貼りして厚みを出し、布で本のカバーを作りました。
舞踏会のパネル7枚は板を切り抜き、セロハンを張り、バックからのライトと後ろに垂らした豆電球で雰囲気を出しました。
それらのパネルをシーンごとに変えられるようにスライド式にし、パネルの間は蝶番で留めようとしましたがなかなか上手くいかず、試行錯誤しました。
ただの木材から小屋サイズの物を作り、それが舞台に上がる所を見ると、頑張ったなぁと思えます。
休日に集まり、普段触らないような機材を使いながらワチャワチャ日曜大工をするので休日感があり、お酒が美味しいですね。
ディレクターが、面白くて整合性のある物なら、わりかし何でも受け入れてくれる人なので、毎年新しいことをするのも楽しみの1つです。劇を通して必要な物を、限られた舞台スペースの中で取捨選択し、それでいてインパクトのあるものを作るということが大変で、楽しい作業です。
できること、やりたいことができる、休日の劇活動は、学生時代に戻ったような充足感があります。
よかったらお好きな形で参加してみてはどうでしょうか。