2023.05.06
コラム
『スタッフ通信』Vol.19 ~パペット製作①~

ご無沙汰です!
土曜公演でオラフと冒険したともろうです!

あれからもう2ヶ月経ちましたが、今回はそのオラフの本体であるパペットが生まれる日までのお話です。

夏に配役とスタッフ陣が決まってから、衣装担当のきょうこさんとオラフ役の一人である自分を中心にパペットの製作が始まりました。
色んな素材・機構を試しては練習で無理に動かして仮止め部分を壊して…
時にオラフのソロシーンの稽古時間ですぐに壊れて残りを構造の相談に費やしたり…という試行錯誤で時間は過ぎました。

気付けば2週間前に迫ったFrozen Song Festivalはビジュアルの完成が最優先となりました。
緊急で立ち上がったとみさわさんが作成したオラフ素体。
それを僕がアルミホイルで包み、プチプチ君で覆い、最後は白のフェルトを被せました。

細かい仕上げはFSF初日の朝に完成、ゲネ以外で試運転をしなかったもので2日間の公演でどこか壊れてしまうのではと不安が過ったりもしましたが、無事に走りきることができました!

FSF後は再度諦めかけたギミックを盛り込まんと試行錯誤を繰り返します。
次の練習でやるシーンは小道具を持ち替えたりするから、腕が外せる必要あるから…といった具合です。
ダブルキャストで同じくオラフ役のSHOKOさんも合流、彼女とオラフ本体の連携も見つつ諸々の寸法を考えていきます。

ただ、永遠に腕が動かせて外せて、脚も動かせて、首も回せて、そして壊れない、そんなアンメルタブルなオラフがどうしても作れませんでした。


1月末のゆめチャレンジまでに二人とも大方動かせる必要があるのに本体が無い…
かといってどう頭を練っても答えが出ない、既製品のぬいぐるみ一個買った方が部品代トータルより予算使わなかったのでは、
というかパペットでやる事自体、僕らでは無理があるのでは…
とにかく練習と睡眠の時間削って作っているのは無駄だったんじゃないかと、僕の心が溶けかけます。

その中で再び、英友会のMaster Of Puppetsが僕の屍を超えていくのでした…
(②に続く)

SHARE